単語(五十音順) 意味
しぼいん
子母印
入り子式に数顆の印を分割できるようにしたもの。3分割できるのは子母孫印。
ていせいいん
訂正印
文書等の文字、金額、数字などを訂正したことを示す印。二重線で誤った箇所を消しその横に押印する。
てんこく
篆刻
主に石の印材に篆書や文様などを彫刻する古来の技法。美術の一分野をなしており、特に雅趣を重んじている。
とういん
陶印
素焼きした印に印文を彫刻して、本焼きして釉薬を塗り仕上げる。
どうごういん
堂号印
斎堂館閣印・斎館印ともいう。書斎に名前をつけ、その名前を篆刻としたもの。書斎の名前の末尾に堂・館・閣などがつく例が多い為この呼び名がある。
とめいん
止印
以下余白ということを示す為に押す印。
ぼいん
拇印
意思表示のために指に朱肉を付けて文書に押すこと。捺印としての効力は無い。電子入札等で拇印という場合はフィンガープリントという電子的な証明でデータの改竄を防止する。
みとめいん
認印
文書確認の意思表示に押印する。宅配便の受取から一般事務まで様々な場面で使用する。認めたということを意思表示するための印。
やきいん
焼印
金属製の印で炭で熱し和菓子や桐箱、皮革製品などに刻印する。近年では半田鏝を使用した電気式のものもある。
やくしょくいん
役職印
法人や団体などの役職又は公的な資格を表した印。二重枠にして会社名等を時計回りに外側の枠内に彫り、内側の枠に役職や資格を彫刻する。通常は天丸の印材を使うが、公印の場合は角型である場合が多い。
ゆういん
遊印
落款印のような感覚で扱うが特に印文や形に決まりごとはなく、好きな文字や絵を彫り好きな処に押す印。
らっかんいん
落款印
落成款識(らくせいかんし)、つまり完成の銘の略。書画の自作を示し、完成時に押す。材料は主に石印材が使用される。大きさの目安は短冊用:9ミリ・半紙用色紙用:12ミリ・茶掛用:15ミリ・半折用:21ミリ・全紙用:24ミリ・大作用:30ミリ。
わりいん
割印
書類の関連性を証明するため、ひとつの印を2枚の文書にまたがらせて押す。小切手や手形などでは登録以外の印を使用するのは推奨されないためあまり使用されない。
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